こんにちは、elleです。実は今年のGWは2年半ぶりの海外旅行でハワイに行ってきました。
まだまだコロナ以前と同じ旅行とは言えないですが、必要な準備をクリアすればちゃんと旅行を楽しむことができるまでに戻ってきたと感じる旅になりました。
事前に調べていると搭乗拒否された方もいて心配だったので、できるだけ費用をかけずに安全に進められるよう準備しました。
特にANAの国際線に乗る方にはあまり事前情報がなかった「ANA Travel Ready」についてもご説明しますので参考になると嬉しいです。
※あくまで4月末時点での私の体験談となりますので、各ルールについてはご自身でご確認ください。
私のフライトについて
羽田からホノルルへはANA便で行きました。
フライト:ANA NH186
羽田発:夜21:55
ホノルル着:朝10:15
行きの便は2022年のGW直前だったので、どの程度混んでいるのか、旅行客がどの程度いるものなのか気になりながらのスタートでした。
機内の様子などもまたご紹介します。
ハワイ入国までに必要な準備
まず、ハワイ入国にあたって必要なものはこちらです。
※2022年5月時点の情報です。最新情報はご自身でもご確認お願いします。
- ESTA
- 抗原検査もしくはPCR検査の陰性証明、または新型コロナウイルスから快復したことを示す書類
- ワクチン接種証明書
- 宣誓書
- 米国CDCへの情報提供
1. ESTA
まずはESTAですが、コロナに関係なく以前からアメリカ入国に必要な書類で、現在もインターネットで申請が可能です。
承認が得られるまでに少し時間がかかるので、日程が決まったら早めに申請しておきましょう。
コロナに関する手続きで頭がいっぱいになって忘れてしまわないように要注意です!
2. 陰性証明、または快復証明
2つ目は、コロナの陰性証明書、もしくはコロナに感染した後快復したことを示す証明書です。
陰性証明の場合、ハワイでは抗原検査・PCR検査ともに認められています。
また、検査は出発の前日・もしくは当日に受ける必要があります。
出発の「1日前まで」というルールなのですが、出発の24時間前という意味ではなく、前日中なら何時でも問題ありません。
ハワイの場合は、出発の3ヶ月以内にコロナに感染していた場合、それを証明する書類を使うこともできます。
医療機関等で発行してもらうようですが、日本に帰国する際には使えず陰性証明が必要になるので要注意です。
今回、書類の用意に一番悩んだのがこの陰性証明でした…。
安くすぐに結果が出る「木下グループ」の検査を使おうかと考えていたのですが、搭乗拒否された方がいらっしゃったことや、ANAに問い合わせた際もOK/NGを明言していただけなかったからです。次のパートでどのように対応したかご紹介します。
3. ワクチン接種証明書
3つ目はワクチン接種証明書(いわゆるワクチンパスポート)です。
私はアプリにしました。
マイナンバーカードがあればアプリ自体の準備は数分で完了します。とても簡単で、すぐに終えることができました。
マイナンバーカードの発行には時間がかかるので、もしも海外旅行を考えていてマイナンバーカードをまだ受け取っていない場合は、今のうちに用意しておくことをお勧めします。
4. 宣誓書
5. 米国CDCへの情報提供
最後の2つは、アメリカ入国にあたって、質問へ回答するような書類です。
決められたフォームがあるので、航空会社のサイトなどから印刷して記入しておくといいと思います。
内容としては簡単なので、回答自体はすぐに終わると思います。
以上が必要になる書類でした。
ANA Travel Ready
今、ANAで海外に行く際に「ANA Travel Ready」というサービスがあるのをご存知でしょうか?
「ANA Travel Ready」は、サイト上から渡航に必要な書類をアップロードすると、事前にANAに書類を確認してもらえるサービスです。
出発の12時間前まで申請が可能で、出発時刻6時間前までにANAから結果のメールが届きます。
コロナ禍の海外旅行では必要な書類がいろいろあります。もしカウンターに行ってから書類の不備が見つかり飛行機に乗れなくなると…と思うとドキドキしてしまいますが、このサービスを使うと事前に問題ないか判断してもらうことができます。
今回はANA便だったため、この「ANA Travel Ready」も使って準備をしてみたのでその様子をお伝えします。
実際の準備の流れ・検査に行ったクリニック・前日から当日のスケジュール
次は、実際の私の準備の様子です。問題ないよう作戦を立てて進めたので、同じように海外旅行に行かれる方に参考になると嬉しいです。
先ほど書いた通り、当初は検査費用を抑えるため全国にある「木下グループ」の検査を使おうと考えていたのですが、木下の証明書で搭乗拒否されANAに乗れなかったという方のツイートがありました。
以前調べていた際には、「氏名以外にもパスポート番号か生年月日を証明書に記載すればOK」ということだったのですが、その方はそれでもNGだったそうで…
その後ANAに問い合わせた際にも、乗れるという確証が得られない回答でした。
検査+ハワイ行きの陰性証明は、クリニックによりますが大体1万5千円〜程度、一方木下だと2000円弱と、なかなか差が大きいので迷いました。
その結果、下記のような流れにしました。
コロナPCR/抗原検査・ANA Travel Readyの予定
今回は陰性証明が不安だったのもあり、早めに検査を受けてTravel Readyを提出しておき、もし通らなかった場合、別の検査を受けに行く…という作戦にすることにしました。
- 出発前日の朝:
- 木下グループで抗原検査
- 抗原検査の場合、30分程度で結果が出るとのことです。PCR検査の場合かかる時間が違うのでご注意ください。
- また、木下グループでは「海外渡航には基本的に使えない」とされているので、あくまでも自己責任でお願いします。
- 木下グループで抗原検査
- 抗原検査の結果が出たタイミング:
- ANA Travel Readyを提出
- 出発前日の夜:
- バックアップ
- もしANA Travel Readyが通らなかった場合や夜までに結果が出なかった場合、別のクリニックで検査
- 夜のうちに検査を受け取り、ANA Travel Readyに再提出
- バックアップ
実際の検査や「ANA Travel Ready」提出の様子
前日朝:木下グループでの抗原検査を受ける
抗原検査はキットをもらい、ブースで自分で行なう仕組みです。
鼻腔を綿棒でこするだけなので簡単で、検査は10分程度で終わりました。
ちなみに鼻の奥(鼻咽頭)ではなく、手前の方(鼻腔)なので痛くもありません。コロナの検査をするのが初めてだったのでこの違いを知らず、検査=鼻の奥に入れる=痛い、というイメージをしていました…笑
【※特にANAで渡航される方へ、検査前の注意点】!追記あり!
先ほども書きましたが、ANAの場合、氏名とは別に本人確認のためにパスポート番号か生年月日が書かれている必要があるとのことです。
そのため事前の申し込み時に、陰性証明書に記載される情報を入力するフォームがあるため、受検者氏名の欄にパスポート番号が入るように入力しておきました。
英語の「姓」の終わりにパスポート番号を入力しておくと、氏名の後にパスポート番号が記載される並びになります。
ただ、氏名が長くなりすぎてファイルから少しはみ出ていたので結局後からPDFファイルを少し編集してから提出しました…。笑
この点は航空会社によってかなり対応が違うようで、ANA以外では必要ないかもしれませんが、事前にご確認ください。
※2022.5.19追記
現在、上記に記載した「姓の欄にパスポート番号を入力する」という方法が使えなくなっているようです。
(木下のフォームで入力するわけではなく)PDFを編集してパスポート番号や生年月日を記入した話や、印刷した紙に手書きで記入した話など、色々なパターンでチェックインできたという話も見ていますが、頻繁な変更があることや航空会社によっても対応が違うことから、あくまで自己責任でお願いします。
また、木下以外のおすすめのPCR検査所もこの後の「バックアップについて」に記載しましたので参考にしていただければと思います。
前日朝:抗原検査の結果通知
結果の通知はメールで送られてくるとのことで、しばらく待ちます。
私は検査が終わってから32分後にメールが届き、マイページにログインすると結果のPDFファイルが見られるようになっていました。
かなりドキドキしましたが、無事に陰性!
海外旅行前にはこのドキドキを乗り越えなければならないのはちょっと大変だな…という体験でした…🥲
前日昼:ANA Travel Readyの提出
それでは、次は「ANA Travel Ready」での提出です。
申請フォームは事前にメールでANAから送られてきていたので、申請用のURLへ進みます。
まずは便名や日付を入力すると、残りのフォームが表示されます。
フォームに沿って入力や、ファイルの添付を行ないます。
参考までに私はこのような形でファイルを提出しました。
- ESTA(スクリーンショット)
- 陰性証明(PDF)
- ワクチン接種証明(アプリのスクリーンショット)
- 宣誓書と 米国CDCへの情報提供(紙に記入したものの写真)
申請が完了すると、申請完了のメールも届いていました。
審査中も、提出内容などは見られるようになっており、修正もできるようでした。
前日夕方:ANA Travel Ready完了
待つこと数時間…確認完了のメールが届きました!チェックイン時にこのメールを見せるとのことです。
私は12:58に申請完了して、15:22に確認完了の通知が届きました。
結果としては木下の検査で大丈夫だったので、追加の検査はせずこれで当日チェックインへ向かうことにしました。
バックアップについて
ちなみに、もし審査が通らなかった場合は「神田北口診療所」の検査を受けに行こうと考えていました。
何時に受けたら何時に結果がもらえるかはっきりしているので、前日夜に受けて結果を受け取れば再度ANA Travel Readyに提出できる予定になっていました。
※予約される際は、ご迷惑がかからないように結果が出たらすぐにちゃんとキャンセルされるようお願いします。
検査+陰性証明書(PDF)は13,000円(税込)、証明書が届くまで平均3時間と、最近費用がさらに安く・結果が早くなったようなのでおすすめです。
木下の証明書を使うのはあくまで自己責任となりますが、こちらは海外渡航用の証明書発行の実績が多く、調べた中ではかかる時間や費用を考えるとここが一番良さそうだと感じました。
当日:チェックイン
それではいよいよチェックインです!久しぶりの国際線…!
21:55の便で、18:25から手続き開始でした。
私もそうですがコロナ禍での国際線ということもあり、早めに着いて待っている人が多かったです。チェックイン前から列ができていたので早めに並びました。
チェックイン開始前から、並んでいる列に係の方が書類の準備ができているか確認が来られたため、Travel Readyで審査が完了していることを伝えると別の列に案内していただけました。
途中からANA Travel Ready専用の列が用意され、その先頭に並ぶことができました。
ちなみにチェックインカウンター前は結構混雑しており、かなり多くの人が事前に並んでいたのですが、エコノミーと優先レーンや、ANA Travel Ready用のレーンなどが後から用意されるなど少しバタバタした雰囲気でした。
私は去年ANAのSFC修行をして上級会員になったのでビジネスクラス等と同じ優先レーンに並びました。その中で、私がチェックインしてたタイミングではANA Travel Readyを申請していた方が他には誰もいなかったようでした。
チェックインでは、通常通りパスポートをお渡しした後、宣誓書・米国CDCへの情報提供だけ紙で提出しました。こちらは紙で提出の必要があるとのことだったので、ANA Travel Readyを申請していても原本を持っていくことをお勧めします。(カウンターでも用意があるのではないかとは思いますが…)
その他の書類はカウンターでは確認なしでした。陰性証明や、ワクチンパスポートについてはANA Travel Readyで提出した以外には見せることはありませんでした。
(そういえばANA Travel Readyのメールも特に確認されませんでした)
チェックインは通常の国際線のチェックインより少し時間がかかったかな…?というくらいだったのですが、ANA Travel Readyを申請されていない他の列は全然進んでいなかったので、かなりスムーズに終わった方だったように思います。
Travel Readyのサービスが開始してからしばらく経ったこともあり、使われている方も増えているかもしれませんが、チェックインにかかる時間がかなり短縮されるので、ANAで渡航される方は事前に申請されることを強くお勧めします!
おわりに
チェックインまでの流れはこのような感じでした。
ANAは特に厳しいようで正直細かいなあ…と思いながらだったのですが、Travel Readyはお互いの負担も減り、チェックインできなかったらどうしようという不安も軽減されるのでとても便利なサービスだと感じました。
次以降の記事では引き続きコロナ禍でのハワイ旅行についてご紹介します。ラウンジや機内の様子なども更新できればと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございます。何か気になることがあればお気軽にコメントください!
ハワイ旅行の様子はYouTubeにも順次アップしているので良ければご覧ください😊